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人は何故 学ぶのか?!

多くの子供たちが疑問に思いながらも、正解らしきものが準備されていない“難問”の一つです。また時には子供たちが勉強から逃れたいために発信されることもあり、親御さんたちも答え難い“問いかけ”ではないかと思われます。
そのような質問を受けたとき、いつも私は次のように答えています。

「それは、君が“人”として生きるためだよ!」と。

単に生命体としての“ホモサピエンス”ではなく、人格や個性を持った“人間”として生きていくためには、常に『自分の頭で考え、自分の足で歩く』ことを学ばなければなりません。鍛えられていない筋肉が動かないように、頭脳も鍛えられていないとイザという時に役立ってくれないのです。
人間が他の生命体に比べて優れているのは“脳”だけです。世界記録と言っても100mに9秒も掛かっていては虎やライオンの追撃から逃れることはできません。

また人間単体では大空高く飛び回ることも、海中深く潜ることも不可能です。けれども人間は、頑丈な車や飛行機や潜水艦を考案することで、不可能を可能に変えてきました。
これらはすべて、必要に迫られた人間が、与えられた頭脳をフル回転させて考え出してきたものばかりです。

勉強をすることが大好きな子供たちなど滅多にいません。しかし、若いうちに学んでおかなければ、大人になった時に“自分で考えたり、自分で決断したり”することができなくなります。だから学ぶのです!

確かに、成績を上げたい、良い学校に合格したい、立派な会社に就職したい等は、勉強する上で大きな“動機づけ”にはなりますが、自分の望む結果が伴わなくなると「勉強なんてやっても無駄だ!」という逃避が始まる危険性を内包しています。
それよりも、“自分の頭で考えて自分の足で歩ける、しっかりとした人として生きる”ために、子供たちには学んでほしいと強く願っています。

折り折りの言葉
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